おはようございます。
今回、初めて奥歯の根管治療(歯内療法)をしました。
1年前に他の歯科医院で治療してもらいましたが、レジンでしてもらったのが悪かったのか、いつの間にか欠けてて、中に食べ物がつまり、虫歯が進行、神経まで到達していたみたいです。
というか、欠けてたのか?
元々レジンが入りきっていなかっただけではないのか?
と、色々考えるが、悩んでも仕方がない。
一応、東京医科歯科大学の先生だったんですけどね、あんまり説明はしないで、ササッと治療される先生だったので、忙しい自分にはあってると思っていたのですが、ダメだったみたいです。
反省。
初めての神経治療なので、神経を取った歯は、神経からの水分供給がなくなり、枯れ木みたいになって、欠けや割れやすくなりますって言われたときには、何とも言えない、「あ~、一本死んだんだな~」たいう、悲しい気持ちになりました。
根管治療(歯内療法)の治療回数と金額
保険診療なので、通院回数は6回、支払い金額は合計で約1万円。
一回の治療時間は30分
この治療時間、保険診療の場合は30分と決められているみたいです。
これで、根っこに薬を入れるのと、ゴムみたいな素材の封入が終了です。
ここから、土台を作るのと、クラウンを被せるのに入っていきます。
保険診療と自由診療の素材と金額の違い
保険診療の場合は奥歯は銀歯で5,000円
ガッツリ削った場合は、レジンとか、プラスチックでは強度の問題で欠けてしまうため、必ず銀歯のようです。
自由診療の場合は以下の通り。
仮歯5,000円
土台20,000円
ジルコニアクラウン90,000円
ファインセラミックとも言います。
詳しくは京セラのホームページをご覧ください。
https://www.kyocera.co.jp/prdct/fc/list/material/zirconia/
合計で115,000円
自由診療なので、クレジットを使えます。
銀歯だと取れやすいとか、そういう話は全然なかったので、結局は歯医者さんの腕次第だと思います。
土台の材質が違うようなので、クラウン製作前に決める必要があるみたいです。
銀歯の場合は、プラスチックで、ジルコニアの場合は金属だったかな?
忘れてしまいました。
どちらにせよ、土台の種類の違いにより、治療途中でやっぱりジルコニアとかできないようです。
自由診療の場合、やり直しには保険診療が使えない!?
色々とネットを見てみましたが、調子が良くないからといって、自由診療で進めた歯の場合、保険診療に再度切り替えるのはできないと言われるケースが多いみたいです。
このあたりも考慮して、保険診療か自由診療かを決める必要がありそうですね。
ここも、歯医者さんに確認しておくのがいいと思います。
実話
自由診療で金歯をいれても、後々の抜歯後に金は貰えない!?
自由診療で高い金歯を入れても、抜歯したあとは、歯医者さんの方で処分されるようです。
年配の方から聞いた話です。
金歯のクラウンの土台が悪くなったので、インプラントに変えたみたいですが、金歯は貰えなかったようです。
資産になるから金歯にしようと思っている人は、やめておいたほうがいいかもしれません。
それか、金歯にする前に、抜歯後の金歯の処理を、歯医者さんに聞いてみるのもいいかもしれませんね。
パラジウムは金属アレルギーの原因!?
どの歯医者さんのホームページを見ても、金属アレルギーのことが書かれていて、外国じゃ使われていないとか、国の認可の仕方が良くないとか書かれています。
が、
材質の話をすると、そんなに恐怖に感じる必要はない気がします。
なんたって、あの結婚指輪で有名なプラチナなどの宝飾品にもパラジウムが約10%も含まれているんです。
そのプラチナよりもアレルギーになりにくい素材として金銀パラジウム合金(=銀歯)があるみたいです。
http://www.ielement.org/pd.html
その他、アレルギーになりやすい順番は、以下の通り。
- なりやすい→なりにくいの順番
ニッケル
コバルト
ブロンズ
真鍮
クロムメッキ
鉄鋼
各種アルミ合金
サージカルステンレス
パラジウム
18金ホワイトゴールド(金にパラジウムと銀を混ぜたもの)
シルバー925
10金ピンクゴールド
10金イエローゴールド
18金ピンクゴールド
プラチナ900(プラチナに10%のパラジウムを混ぜたもの)
プラチナ950(プラチナに5%のルテニウムを混ぜたもの)
18金イエローゴールド
純プラチナ
純金
- ゴールドへの混ぜものについては以下の通り
イエローゴールドには、銀と銅
ピンクゴールドには、銅
ホワイトゴールドには、パラジウムと銀
という感じ。
パラジウム単体で見ても18金ホワイトゴールドや、銀に近い方。
結局のところ、パラジウムは宝飾品に使われる素材ですし、歯の根本がやられたら普通は抜歯で、入れ歯かインプラントになるし、見えない奥歯に白い歯は不要というのも一つの考え方なのかもしれない。
前にも書きましたが、治療後の再治療の割合は、歯の素材というより、その歯科医師の腕次第ということだと思います。
腕の良い歯医者さんと巡り合う事が歯を守る一番の方法ですね。
アメリカの歯科事情
金属アレルギーとかの件もありますが、そもそも、海外で歯の治療をするとめちゃくちゃ高い。
想像を絶するほど高い。
グーグルで「アメリカ 歯医者 詰め物」などで、調べるとたくさん出てくるので、見てみてください。
一番わかりやすくて、面白いブログがありました。
アメリカは歯の保険に自分で入るのがスタンダードなようです。
それでも年間の保険で賄える上限は約10万円。
ちょっと治療するだけで吹き飛ぶ。
詰め物はレジンが主流って書かれてるけど、主流というか、金額が全然違う。
どちらかというと、レジンにしないと保険内で賄えないという方が、正確な気がする。
なんたって、根幹治療だけで5万くらい飛びそう。
日本の保険制度って本当に恵まれてるなと思います。
セラミック、ジルコニアの原価率
自由診療のセラミック(陶磁器)、ジルコニア(ジルコニウム)は、材料費としてはめちゃ安いと思う。
セラミックなんか、100円均一でいろんな製品が売り出されています。あのセラミックです。
また、スクラップの買取金額としても、ジルコニウムはkg単位で400円です。
ジルコニアはジルコニウムの酸化物で、キュービックジルコニアダイヤモンドとも言われているあのジルコニアです。
最低限の治療の保険診療
贅沢な治療の自由診療
歯医者さんも、語弊を恐れずにという前置きをしてから、このような事を仰ってました。
保険診療では、最低限の治療しかできないため、時間の制約、1回30分までしか診られないことや、自由診療では使える、マイクロスコープやラバーダムなどが使えない事から、歯科医師の腕や経験、スキルに治療が左右されるようです。
腕の良い歯科医師だと安心ですが、そうでない所になると、心配ですね。
贅沢な治療の自由診療の場合、診療時間や使う機材に制約が無いので、歯科医師のスキルにプラスアルファの治療ができることから、より良い(贅沢な)結果が出る可能性があるという感じです。
ここでも、保険診療は歯科医師の腕に掛かっていると言っても良いかもしれませんね。
自由診療はとても大切
患者さんにより良い治療をして欲しいという気持ちがあるのに、マスコミやネットの影響で、なかなかうまく伝えられないという歯科医師さんが多いみたいです。
低額補綴モデル導入で自費率3%が48%へ ~歯科医院コンサルティング~
やっぱり、最低限の治療である保険診療には限界があると思うので、そういう場合に、お互いが納得した上で自由診療ができる環境をみんなで作っていく必要があるかもしれませんね。
こういう事をする歯科医師が一人いるだけで、他の歯科医師もそう思われてしまうという現実
皆の歯科医師への感情は、こういった一人の歯科医師のせいで一気に変わってしまいます。
「トンデモ歯科医だ」義歯のセラミックも虫歯の数も嘘だった!? 怒りの提訴に司法判断は
お互いの信頼関係があってこその歯の治療だと思うので、まずは人として大切なことは何か。なぜ歯科医師になったのか。それを忘れてはいけないと思います。
結局、どの治療をするのか?
まだ決めていませんが、日本の保険制度の良さや、歯科医師のアドバイスなど総合的に判断して、betterな治療をお願いしようと思います。
以上